高山宏 學魔_nonbot マニエリスムという人生作法 28~30

マニエリスムという人生作法 28): 「英語青年」は伝統ある雑誌だけど、「アリス・コンビナトリア」は原稿用紙50枚もあって、「英語青年」がそれだけ書かせたのは僕が初めてらしい(笑)。誤訳をしたのは篠田一士さん。「シンボリック・ロジック」を彼は「象徴論理学」と訳したんだよ。

マニエリスムという… 29): マラルメのような象徴主義の文学と重ねるうえでは間違いでもないんだけど、記号論理学という言葉でもう通っちゃってるから。 (司会者: 「アリス・コンビナトリア」はジョン・ノイバウアー『アルス・コンビナトリア』原研二 邦訳1999 にも引っ掛けられているわけですね…

マニエリスムという人生作法 30): 司会者: この本ではドイツ・ロマン派の垂直性が、記号論理学的なものと結び付けられていました) 高山: 「ナイトランド・クォータリー」の今号に関連させると、ボルヘス的な発想だね。僕がこれだけ悪く言っている篠田も、ボルヘス紹介の先駆者としては評価できる。

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