
先日、尊敬してやまない方からお米をいただいた。無農薬、化学肥料不使用の、長野県産のコシヒカリである。いろいろと手伝ってくれてありがとう。これはいまの君に必要なものだよといって、くださったのだ。この物価高のご時勢のなか、お米をいただくなんてそれだけでもほんとうにありがたいことだが、それ以上に、そのお気持ちが嬉しかった。
わたしは妙な性分なのか、下働きというのが嫌いではない。正確にいうと、好きなひと、これはと思うひとのために、あれこれと動くのが好きなのだ。ファミリーレストランで水を持ってくる。荷物を持つ。航空券の申し込みの代行をする。わたしの交際しているひとは年長者が多いので、当然のことと思ってやっているだけである。
いただいたお米はしばらくそのまま飾っておいて、ストックがなくなったのを機に炊いてみた。無農薬、化学肥料不使用、そしてなによりも憧れの方からの頂き物ということで、ふだん食べているものとは、まったくことなる味がした。味が澄んでいるというか、本当の白米とは、きっとこういうものなのだろうと思うような口当たりだった。
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