高山宏 學魔_nonbot マニエリスムという人生作法 31~33

マニエリスムという人生作法 31): 彼の方も、遺言では僕と(ドイツ文学者の)川村二郎に形見分けをしたいと言っていたらしいね。奥さんの言葉なんだけど、篠田はいつも高山宏の話ばっかりしてたって。僕のことを、そこらの「茶坊主」たちとは違うと言っていたらしいんだ。

マニエリスムという人生作法 32): 篠田の遺品には探し回ったのに見たこともないイタリア語の本が何冊もあって、それを持って帰ったのが、ありな書房の運命を変えたんだよ(笑)。ありな書房で僕がプロデュースした仕事の基礎になったというわけだ。…僕はありな書房の本をプロデュースしていたのだけど..

マニエリスムという人生作法 33): 版権とるとかの事務を、ほとんど全部僕一人でやったね。あそこの本は意外にも売れるものが多かった。君みたいに熱心に読んでくれている人がけっこういるんだよ。

0