高山宏 學魔_nonbot マニエリスムという人生作法 34~37

マニエリスムという人生作法 34): (司会者: 『鏡の国のアリス』のジャバウォッキーの詩の翻訳の仕事も勉強になりました。造語が駆使された詩で、翻訳不可能と言われているものです) 高山: あれは天才の仕事だね(笑)。煮詰まったら風呂に入って考える。柳瀬尚紀さんが言うには、風呂は駄目で..

マニエリスムという人生作法 35: パソコンに頼らないと答えはでない、と。でも、柳瀬が亡くなったあと、彼の仕事に少し疑問を感じるようになってね。やっぱり無理があるよ。パソコンの変換機能で当て字をするより、音を残したほうが正確に近い気がする。僕の翻訳は原語を残しているでしょ。

マニエリスムという人生作法 36): 原文のリズムで読めちゃうんだよ。…僕はもともと「文章」の人じゃないからね。 (司会者:エリザベス・シューエルの『オルフェウスの声』[2014年邦訳]を読ませていただいたのですが、とにかく詩の翻訳がすごいなと) 高山: だって僕、本職は詩人だもの..

マニエリスムという人生作法 37): 高校までに書いた膨大な詩があるんだけど二人の人間が興味を示してくれた。一人が高柳誠さん。もう一人が阿部日奈子さん。ともに実力のある詩人だよ。 (司会者: それぜひ出版してほしいですね) 高山: 手元になくて。それに中高生の時分の作品だからぜんぶ恋愛詩だよ。

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