
このところ、また夜中に不意に目があいて、そのまま眠れないということがつづいている。起き出して何かをすればいいのだろうが、眠れると思って横になっているのに、1時間たっても2時間たっても眠れないというのは、結果として無駄な時間をみずから生み出していることとなり、嫌な気持になる。別に特段、心配事が加わったわけではない。体だって庭の手入れなどをして動かしているはずだ。それでも眠れない。
深い睡眠が得られなかった日は、一日中、自分と世界の間にうすい膜があるような感じがする。ゆで卵の殻を剥くと透明の膜があるが、あのようなものがうっすらとわたしの精神をおおってしまっていて、世界そのものに対峙でないまま日がな一日過ごしているようで、自分を粗末にしてしまっているという思いに囚われて、いたたまれない気持ちになる。
だんだん暖かくなってきて、こころは晴れるはずなのに、わたしは鉛を抱えたように浮かない気分でいる。睡眠不足はからだにさわるのと同時に、こころにも負担がかかる。こころとからだはつながっていて、ひとつづきのものであるのということに、あらためて気づく。
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