今日はめっきり冷え込んで、なんと12月並みの気温だったという。ずっと雨も降っていたから、余計に寒く感じた一日だった。
そんな雨の降るなか、また土蛙に遭遇した。このあいだとおなじくゴミを裏庭に出しに行ったら、金木犀の木の下にぽつんといたのである。これくらいの雨が降ると、土蛙はおもてに出てきて、雨にあたる習性があるのだろうか。
さっそくスマートフォンを持ってきて、撮影をはじめた。土蛙と同じ目の高さで撮りたいので、こちらもしゃがみこむ格好となる。あたかも蛙が二匹いるようなものだ。土蛙はわたしのことなど気にすることもなく、自分のなかに何か答えを探しているひとのようにも見えて、じっとみじろぎもしない。
雨が降ると、土蛙がやってくる。そのすがたは、いつまでも見ていてあきない。わたしは、とても贅沢な暮らしをしているようだ。
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