高山宏 學魔_nonbot 身内と胎内 『失われた庭』の僕 52~54

身内と胎内 『失われた庭』の僕 52): どう見ても、無垢な永遠少年渋澤、というイメージに一撃啖わす他ないモデル小説をなぜ今頃という感じに鬱陶しくなったぼくは『兎とよばれた女』は結局中途で抛げてしまい、先に述べた家中のごたごたで、手狭な新生活に容れきれぬ大量の書物を売り払い..

身内と胎内 『失われた庭』の僕 53): 寄贈しはてた中にどうやら紛れてしまったものらしく、今次この機会に捜してみたが、ない。『失われた庭』また、どうみても卑怯な男と、未練な女の、ぐちぐちと面倒な心理葛藤のドラマである。

身内と胎内 『失われた庭』の僕 54): 新たにページを繰ってみると、あちこち赤い傍線を引いてあり、それが最後の199ページまで続いているところを見ると、結構丁寧に読んだのである。熟読の理由も思いだせる。

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