高山宏 學魔_nonbot 身内と胎内 『失われた庭』の僕 45~47

身内と胎内 『失われた庭』の僕 45): これじゃひいきの引き倒しだなあと思って、ぼくはもう余程の場でなければ渋澤オマージュを綴ることをやめた。第二夫人、渋澤龍子さんは本当に良い人柄の人で、ありすを連れて北鎌倉へ龍子さんを訪ねると、本当にたのしい。巖谷さんと仲良くやってよ..

身内と胎内 『失われた庭』の僕 46): 手打ちの段どりくらいいくらでも付けるわと言って下さるのだが、意地っぱりのぼく、仲良くやろうとは今でも全然思わない。そういう経緯を当然知るべくもない矢川さんがやたらぼくの本を愛読してくれたらしい。渋澤氏に深いゆかりがと思った相手のだれかれもが..

身内と胎内 『失われた庭』の僕 47): 気に懸るほどの渋澤執着だったのか。いきなり『兎とよばれた女』を献本されて驚きかつ出だしでいきなり首をひねった。『迷宮としての世界』刊行以前の渋澤・矢川夫妻のことなど考えてみればほとんど何も知らされていなかったし、別に知ろうとも思っていなかった。

0