空き瓶通信0063 スマートフォンが壊れた

CharlesRondeau / Pixabay

スマートフォンが壊れた。外で、手がすべって落としてしまったのである。いままでも何度か似たようなことがあったが、今回はレンガ敷きのところでやってしまったせいもあって、液晶画面に大きくひびが入ってしまって、どうしようもない状態になってしまった。

さっそくお店に相談にいくと、おそらく中のデータは壊れてしまっているだろうが、だめもとでとりだしてみることを薦められた。たしかにバックアップをとっていない写真や連絡先などがあるにはあったが、それ以上にとても他人には見せられないたぐいの、あんな写真やこんなサイトも山のように保存していたこともあって、とてもじゃないが復元サービスをつかう気にはなれなかった。

かつては、そのひとがどのようなひととなりで、どんなことに興味を持ち、何に価値をおいているのかを知りたければ本棚を見るとまさに一目瞭然であるといわれていたが、本など誰も読まなくなった今日においては、本棚の代わりをスマートフォンが果たしているのだろう。人間関係からあらゆる分野における趣味嗜好にいたるまで、そのひとをかたちづくっている情報のすべてが、てのひらにおさまるサイズの機械に入っている。おそろしいものである。

それにしても、ここ数ヶ月、いろいろなことに見舞われている。六月に庭の手入れをしていて腕を大きく切りつけたことにはじまって、先月は先月で虫にあちこちを刺され、まぶたを真っ赤にはらしてしまったばかりである。これだけあったのだから、さすがにこんな雰囲気の毎日は、もうおしまいだと思う。はやいところ、元気いっぱいで、楽しいことにあふれた日々にもどりたいものである。いや、ちからづくでも、そんな毎日に、もどらなくてはいけない。

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