空き瓶通信0002 Bananarama 「Venus」

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美しくて、知性的で、つよい女のひとが女神にたとえられるのは、今も昔も、洋の東西を問わずなされることである。今回とりあげるイギリスの元祖ガールズグループ、Bananaramaの[Venus]は、そんな素敵な女のひとを讃えた歌であると同時に、みずからの美しさが男たちを惹きつけてやまないことを知っている、そんな選ばれた女の気持ちを歌いあげるものとなっている。

Bananarama – Venus (Official Video)

さて、このVenueの歌詞をみてみると、メインメッセージは次のようなものになっている。

She’s got it
Yeah, baby, she’s got it

I’m your Venus, I’m your fire
At your desire

Well, I’m your Venus, I’m your fire
At your desire

こちらの歌詞を和訳してみると、

彼女は知っている、
そう、知っているのよ

「わたしはあなたの女神、
あなたの炎、
あなたの欲望の対象」

「そう、
わたしはあなたの女神、
あなたの炎、
あなたの欲望を掻き立てる存在そのもの」

なんと素敵な言葉なのだろうか。こんなことを、美しくて知性的な女のひとに耳元でそっと囁かれたら、男はぞくぞくしてしまうこと、確実である。

また、この先には、

Goddess on the mountain top
Burning like a silver flame
The summit of beauty and love
And Venus was her name

という歌詞もある。

こちらも和訳してみると、

山頂の女神
白い炎のように燃えている
美と愛の究極、
彼女の名前こそ女神

というもので、女神の名前をもった存在そのものを讃えている。彼女の名前こそ女神。女神の名前をしている女のひとなんて、最高ではないか。

ちなみにBananaramaの楽曲は、この[Venus]にかぎらず、かならず半裸の男たちが彼女たちのまわりで踊り狂うという演出をとっている。それがまた、いかにも男をとりこにさせる美しくてつよい女といった感じがして素晴らしいのである。女性崇拝にもってこいのBananaramaといった感じなのだ。

なお、この楽曲はもともとはオランダのバンド、Shocking Blueがオリジナル曲として発表したものであるが、男がかしずくこのプロモーションビデオのイメージもあって、わたしの中では[Venus]といえばBananaramaといった印象がつよい。

Shocking Blue – Venus

残念ながら現在はやせ細ってしまったが、女性崇拝は女神崇拝や地母神崇拝というかたちで、文明問わず古くから人類がもつ根源的な感情として存在していた。この楽曲は、そんなわたしたちの古い記憶にアクセスするひとつの通路なのかもそれない。
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