空き瓶通信0092 お風呂のはなし

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もうずっと、お風呂は昼間に入っている。午前中からさっさと用事をすませて、日が差し込む浴槽に緑色のバスクリンをどばどば入れてゆっくりつかっていると、なんだかひどく贅沢をしている気持ちになる。

わたしの家の浴室は、ときたま虫が上がってくる。いったいどこから入ってくるのか見当もつかないのだが、団子虫や蜘蛛、梅雨時にはナメクジまであらわれる。そのたびにいちいち庭に出さないといけないので面倒きわまりないなのだが、殺すことは絶対にしない。

もっとも、それでも浴槽の底にへばりついていたのに気がつかなくて、いざ湯船につかってみて、すっかり茹であがったものが浮いていることもあるのだが、そんなときは申し訳ない気持ちでいっぱいになる。いつもあちこち点検してからお湯を張るようにしているのだが、どうしても見落としてしまうこともあるようなのだ。

どんなにちいさい虫であっても、思いがけず死骸を見るのはつらいことである。まして、自分がそのいのちを奪ってしまったともなると、ほんとうにやりきれない気持ちになる。

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